【インタビュー:弁護士法人太田・小幡綜合法律事務所 山下剛さん】大変な問題であればあるほど、解決した時の喜びがある

山下剛(やました・ごう)さん
弁護士法人太田・小幡綜合法律事務所 札幌事務所 所長弁護士

—経歴をおしえてください

生まれは滝川市ですが、転勤族だったので幼少のころから旭川市育ちです。高校では理系でした。理系の方が将来仕事はあるよ、という程度のことで。しかし、数学と物理の授業についていけなかったのです。高3から文系に転向しようと思いました。そうすると受検科目の関係で、法学部か経済学部しかない。そこで、北海道大学の法学部を志望し、入学しました。学生時代は飲食店などでバイト三昧。お金を貯めたら海外旅行に行くという感じでした。

 

—弁護士を目指すのは?

大学の3年生から4年生になるころ、やっと弁護士を目指そうと思いました。ゼミへ北大OBの弁護士さんが教えに来るのです。その話しがおもしろかったのです。仕事のことを楽しそうに話してくれる大人にはじめて出会ったような気がしました。「弁護士とはやりがいがあって、楽しい仕事なんだな」と思いました。けれど、かんたんには試験に受からないのです。なので、北大の大学院に進みました。でも、1年で中退。ちょうど制度改革の時で、全国で法科大学院が開設されたのです。「そうか、ちゃんと一から勉強しなければダメだな」と思いました。で、「よし、入ろう」と。北大と琉球大の2つの法科大学院を受検しました。琉球大を選択した理由は、北海道に生まれ育って沖縄になんとなくあこがれがあったからです。結果、琉球大に受かりました。北大は落ちちゃいました。なので、沖縄に行って勉強することにしたのです。3年間みっちり勉強。無事、司法試験に合格。都合、6年かかりました。当時は夜中の3時ごろまで勉強して、朝の6時には起きてまた勉強。毎日、2〜3時間の睡眠でずっと試験勉強をしていました。

 

—その後は?

試験に合格すると、1年半弱、司法修習という研修期間があるのです。鳥取県の弁護士事務所や裁判所、検察庁で研修をしました。希望地を出して行くのですが、「行ったことのない場所(本州)!」と、いうことで鳥取にしました(笑)。住んでみるととても良い街でした。

 

—太田事務所にはどのような経緯で?

就職するにあたって、1度は人口の多いところ、大都市圏で働きたいと思っていました。仕事もたくさんあるだろうし、もまれることもできると。方向性としては中小企業向けの仕事をしたいなと考えていました。世の中は、中小企業がほとんどだし、中小企業で動いていると思ったからです。東京・大阪・札幌を候補にして探していました。そんな選択肢で札幌の弁護士事務所を検索していたら、太田綜合法律事務所がありました。ホームページを見つけて、募集しているということで応募しました。太田代表の最初の印象は「ずどーん」と。えらい迫力がありましたね。面接などを経て、2008年の12月に入所になりました。

 

—仕事はどのように?

最初のころは代表から「この案件あるから、やっておいて」と、仕事が下りてきます。お客さまと会って、お話を聞いて、どういう対応をするか相談します。事務所全体でいうと企業法務の分野が多く、企業の倒産や再生の仕事がメインです。札幌で企業法務をメインでやっているところは、実はそんなに多くはないのです。この延長のなかで企業顧問になります。顧問業務の中で、会社全般の法律問題について対応できるようになっていきます。

 

—負けそうな案件も受けるのですか?

代表の太田は本当に面倒見がいい弁護士だと思っています。他の事務所へ相談に行って「これはムリだよ」と断られた事件も基本、受けます。負け戦だと思われる案件でも、実際にやってみると、意外といい解決になることがあるのです。勝てることもありますし、いい具合の和解になったりします。判決がすべてではないので、ちゃんと戦ってスッキリされる人もいます。最初の見立てとは違って、実際にやってみないとわからないことも多いのです。深く調べて、聞いてみると道筋が見えてくる時もあります。

 

—現在の専門分野は?

わたしは事務所の家事事件の部門を担当しています。離婚とか相続とか。最近は相続の案件が多いです。よくあるケースとしては、家族間の仲がよろしくない家のトラブルがあります。お話を聞いてみるとそうなってしまうのも納得の経緯があります。これまでの積み重ねがあり、感情の部分も大きく、銭金のことではなくなることがあります。本来は遺産なので、お金の問題なのですが、気持ちの問題が複雑にからんで簡単に行かないことがあります。
 こういった部分の細かな調整が必要になってきます。わたしは基本、全部言い分を聞きます。そしてお客さまとお話しをして納得してもらいます。相手や裁判所との整理と調整もあります。離婚の場合も基本は同じです。主張したい部分はして、相手の弁護士さんと調整する部分は調整する。そしてお互いに納得できるところで終わりにします。遺産分割とか相続はけっこう長丁場なので、1年間や2年間はお客さまとおつきあいします。日常的に50〜60件近くの案件を抱えています。

 

—弁護士人生、10年ですね?

10年ひと回りして、なんとなくですが、自分のさじ加減がわかってきたような感じがしています。解決に至る基本的な考え方は代表の太田カラーです。しかし、わたしにできることと、できないこともあります。性格的なこともあります。自分の場合は利害を調整することも多いですね。お客さまとの調整もしますし、相手方との調整もします。調整によって問題が解決するということもあります。太田代表から学んだことは数え切れないほどありますが、その一つは、毅然と「打ち返すこと」です。時には訴え返すということも。そして決して諦めないこと。粘り強さですね。しつこく早々に諦めないことを学んでいます。

 

—今後の抱負は?

先輩から、弁護士を10年くらいやると心に「オリが溜まってくる」ようになると良く聞きます。このころから、こころを整えることをやったりする人が増えるようです。わたしの場合はマラソンでしょうか。弁護士の仕事は、マラソンと同じような感覚だと思っています。マラソンってキツいじゃないですか。自分的にはマラソンはキツくなければ面白くない。仕事もしんどいことも多いですが、やり終えた時の達成感があります。大変な問題であればあるほど、解決した時の喜びがあります。こういった仕事でこれからも貢献していきたいと思っています。

 

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