札幌発!読書会・ビジネス塾から生まれたマネジメントを学び合う仲間たちの営業成功事例

法務会計プラザでは、毎月【実践するマネジメント読書会】を全国で開催しています。

 

その読書会にも参加していただいている、十勝バスさんの地道な営業活動、優れたマネジメント活動から生まれた事例を紹介したいと思います。

十勝バスさんの成功事例物語は、法務会計プラザ所属の佐藤等公認会計士事務所・佐藤等先生の著書【ドラッカーを読んだら会社が変わった!】で詳しく書かれているものを紹介したいと思います。

 

 

ドラッカーを読んだら会社が変わった!

物語は、現社長である野村文吾氏がサラリーマン時代、実家のバス会社を継がないと考えた夜に、バス会社を利用し長年支えてくださった地域の皆様の夢を見た話から始まります・・・

地方のバス会社・・・路線廃止、経営破たんが近年増えているバス運航業務はとても厳しい業界です。

【バス事業は1970年代から衰退の一途】

マイカーや人口減などの環境要因が重なり、地方都市のバス経営は2000年代に入ると、1960年代後半のピーク時からみると2割以下の利用数となり、経営破たん寸前まで落ち込んでいました。

【みんな嫌がった営業を開始】

さらに追い打ちをかけるかの様に起きた2006年の燃料費の高騰で危機だと感じ、路線周辺に住む人々の家へ1件1件戸別訪問して、見込み顧客(非顧客・ノンカスタマー)に、なぜバスを利用しないのか1000件ほど直接回って営業をしたのです。

【現場の、本当の価値を発見】

そこで重要な発見がありました。

顧客が【不便なだけだ】と思っていたバスに乗らない理由が、【よくわからない(料金や行き先など)不安】であるということが見えてきたのです。

 

路線上では、しっかりと病院やスーパーへ向かうように運行路線を設計していたのですが、非顧客にはわかりずらかったのです。

車が当たり前にあって、バスをあまり利用しなくなった人々は、バスのことがよくわからなくなって、不安が大きくなっていたのです。

 

そこで病院やスーパーへ向かうための【目的別時刻表】をつくるなどの、わかりやすさを追求する対策をすると、この路線の利用者は1年足らずで2割増えていました。そして、こういった地道な活動を行うこと2年、実に40年ぶりに全体の利用客数が増加に転じたのです。

バス会社の目的はバスを運行する事ではないと気づいたのです。お客様の手段に過ぎない移動手段である以上、お客様のよき手段になることと考えるようになった。

 

十勝バスさんの事例は、地元の新聞や多数の書籍で紹介されるほどになりました。

本の購入はこちら↓↓↓

 

十勝バス野村社長が心に残ったドラッカー教授の一節は

【組織が存在するのは、組織それ自体のためではない。社会的な目的を実現し、社会、コミュニティ、個人のニーズを満たすためのである。組織は目的ではなく手段である。】

(マネジメント 上 参照)

 

こういった言葉を入会したドラッカーの【実践するマネジメント読書会】で学んだことがとても大きかったそうです。

 

・・・・・・書籍要約は ここまで・・・

 

 

いかがでしたか?

 

ドラッカーを読んだら会社が変わった!では、この時に実践されたインプット、アウトプット、そして、付加価値がどのようにうまれたのか、ドラッカーのマネジメントに沿った実践を佐藤先生の解説付きで詳しく説明されています。

WEB担当の私がこのお話で最も心に響いたこと、それは、野村社長が会社を継ぐきっかけになった、夢のお話しです。野村社長は自分の生活を支えてくれた会社の事、そのお客様のことを大切に思われていて、十勝の皆さんの夢を見たことで、はじめは継ぐ気が無かった会社を継ごうと決意されたことです。

どんなに優れたマネジメントでも、それを実行するのはいつだって【人間】なんだなぁと思いました。

どんな人間がどんな想いでマネジメントを活用したのか?そんな人柄が見て取れる素晴らしい書籍と実践実例だったのが良かったと思います。

 

法務会計プラザでは、ビジネス塾や読書会を全国で行っています。

この記事をみて興味を盛られる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、一緒に学べればと存じます。

 

 

お問合せやご連絡はこちらから

 

札幌市の税理士 会計事務所 佐藤等公認会計士事務所のサイト

読書会・ビジネス塾の運営会社 Dサポート㈱

ドラッカーマネジメントを学べるDラボ

佐藤先生のドラッカー マネジメントブログ

十勝バスに実際に取材にいった方の記事 【マネジメント実践会社紹介記事】

【マネジメントとは?】はじめての方はこちらを

佐藤先生が書いた【十勝バスさん紹介のイノベーション事例の書籍紹介ブログ】

  

 

The following two tabs change content below.

法務・会計プラザ

法務会計プラザ 基本アカウント

法務会計プラザ 基本アカウントは、法務会計プラザの基本理念(http://hk-plaza.co.jp/?cat=7)に沿って、構成員と関わる全ての方々に貢献できる法務と会計に関する情報をお届けしたいと存じます。

・複数のスタッフにて発信しています。投稿した内容についてのお問合せ、ご意見、ご相談は法務会計プラザ・メディア委員までお気軽にご連絡ください。

・担当:法務会計プラザ メディア委員 今井 直通メール pikorabo@gmail.com
・法務会計プラザ 受付(011-222-5355 平日 9:00~18:00 (土日祝定休)に、【ホームページ内容の件で上記担当に取次ください】とお伝えください。

コメント

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です