法務・会計プラザを構成する弁護士法人太田・小幡綜合法律事務所と佐藤等公認会計士事務所の共催で、事業承継に関するセミナーが2018年11月2日(金)、道銀ビルの法務・会計プラザセミナールームで開催されました。
講師は弁護士の馬場聡と山下剛。公認会計士の三田弘之の3人。
サブテーマは「バトンを渡す全ての人へ、事業承継を基礎から解説」。セミナールームには12人が集まり、熱心に耳を傾けました。
事業承継とは、会社を受け継がせること。1)だれに 2)なにを 3)どのように 受け継がせるかといった課題を解決すること、という話しからスタート。
セミナーでは、株式承継の2大問題として株主整理と株価評価について解説がありました。「御社の株式を、だれが何株もっているか把握できていますか?」。加えて、「御社の株式が、今、いくらですか?」。意外と高い株式の価値。高ければ高いほど多額の課税となり、正確かつ有利な計算が必須だといいます。非上場株式の評価方法には3つの方法を組み合わせて算定するといった方式が紹介されました。
セミナーでは後半、2つの単純化した事例から現実的な承継についてのケーススタディを学びました。
そのひとつはこうです。
・代表取締役はA(株主構成70%)
・Aの息子Bが東京にいて会社員をしている
・専務取締役は古参の従業員で番頭格のD(株主構成5%)
・従業員から役員へ昇格した常務取締役はE
・監査役は代表の妻C(株主構成25%)
>>A社長が息子BにX社を承継しようとする場合に注意すべき点は何か?
ポイントは下記のとおりです。
・従業員への説明、息子Bの紹介
・他の役員との調整、専務や常務への説明
・株主総会決議により息子を役員に選任する
・社長が顧問や平取締役で残る場合
・専務や常務が反対した場合
・譲渡制限の問題
・株価の問題
・遺留分の問題
などなどが、解説されました。
法律と会計の専門家がいる「法務・会計プラザ」だからこそできる事業承継。早くから準備しておき、相談していただければ幸いです。個別のご相談はお気軽にお寄せください。
弁護士法人太田・小幡綜合法律事務所 紹介・問い合わせページはこちら
佐藤等公認会計士事務所 紹介・問い合わせページはこちら
法務・会計プラザ
法務会計プラザ 基本アカウントは、法務会計プラザの基本理念(https://hk-plaza.co.jp/?cat=7)に沿って、構成員と関わる全ての方々に貢献できる法務と会計に関する情報をお届けしたいと存じます。
・複数のスタッフにて発信しています。投稿した内容についてのお問合せ、ご意見、ご相談は法務会計プラザ・メディア委員までお気軽にご連絡ください。
・法務会計プラザ 受付(011-222-5355 平日 9:00~18:00 (土日祝定休)に、【ホームページ内容の件で上記担当に取次ください】とお伝えください。
最新記事 by 法務・会計プラザ (全て見る)
- 『財界さっぽろ』12月号にPLAZA総合法律事務所が掲載! - 2024年12月6日
- 税理士八幡 吉洋 - 2024年11月28日
- 最低賃金1,500円時代を乗り切る、未来のいい会社にするための経営者向けセミナーを開催、参加者募集中! - 2024年11月18日
- 大植隆さんによる「実践する易経」講座がスタート!受講生募集中 - 2024年11月14日
- 不動産鑑定士杉本 法嗣 - 2024年10月15日