2019年11月12日(月)、札幌市内のホテルで今年最後の第10回「札幌ビジネス塾&交流会」が開催されました。
開会のあいさつは、隊長である(株)リーツの渡部謙介さん。
今年、2019年のテーマ。総括として「人生100年時代 いかに学び いかに成果をあげ続けるか」。
ビジネス塾塾長の佐藤等さんが講師です。
『ライフシフト〜100年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著、東洋経済新報社)をベースに、どのように備えるべきかを説いていただきました。
同書によれば、「私たちの人生は、これまでになく長くなる。私たちは、人生のさまざまな決定の基準にしているロールモデル(生き方のお手本となる人物)より長い人生を送り、社会の習慣や制度が前提としているより長く生きるようになるのだ。それにともなって、変わることは多い。変化はすでに始まっている。あなたは、その変化に向けて準備し、適切に対処しなくてはならない」と。
環境が変わるので、今までと同じではダメ。質の違う活動を模索していかなければならないことを説明。自分をどのようにデザインし、一生かけて自ら磨いていくのか。人生100年時代に必要な「見えない資産」の見つけ方を、佐藤さんご自身の実例を見せていただき、各自の考える時間をはさみながらマンダラチャートのシートに記入していくワークをしていきました。
見えない資産、つまりは能力やスキルといったことを使ってきたのか、振り返り。その資産をどのように提供してきたか、提供パターンを考え紙に書き出していきました。
その上で、「変化」について注意を払うこと。自分のビジネスで最も影響を受ける環境変化は何か。その変化はどんな対処を要求してくるか。そこで、身につけるべき見えない資産は何か。これらの問いに自問自答していきます。
参加者の各テーブルから1名、発表・シェアしあいました。
こうして始めて来年、変えるべきことは何か。どんな活動をやめるか。どんな活動を始めるか。どんな活動を増やすか。どんな活動を減らすか。
これらを考えることが重要だと指摘しました。最終回にふさわしく、今年1年をふりかえり、来年2020年をどのようにしていくかの指標となる問いをいただきました。
会では最後の時間を使って、今年1年の「皆勤賞」を表彰。(株)インフォマテリアの石川辰義さんなど3名が該当。オリジナルの絵柄を入れた特製クッキーが進呈されました。また、1日だけお休みした「精勤賞」にはお一人が該当し、塾長の佐藤さんから表彰状が渡されました。
来年、2020年の札幌ビジネス塾は1月27日(月)からスタート。2020年のテーマは「人生100年時代のマネジメント/100年企業のマネジメント」です。ぜひ、ご参加いただき、日々の経営にお役立てください。
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- 2019年最後の第10回「札幌ビジネス塾&交流会」が開催されました - 2019年11月12日