法務会計プラザは第二創業期、10年後の基本ビジョンを策定し、全員で邁進してまいります【法務会計プラザ・プラス+2020年春号】

馬場 聡
太田・小幡綜合法律事務所 札幌所長弁護士

 

第二創業期というタイミング

法務会計プラザは今、ひとつの節目を迎えています。法務と会計を中心とした士業事務所が一体となって運営し、23年になります。各事務所では次期経営幹部も育ち、世代交代のタイミング。今まさに、わたしたちにとって第二創業期という位置付けです。この節目にあたり、今後10年間、どういうビジョンで進んでいくのか。新しい時代の経営を担う「執行会議」という議論の場が設置されました。メンバーは各事務所から選出された7人。この会議メンバーによって、現在の代表である佐藤等をコーディネート役に、次の「10年ビジョン」の策定が進みました。1回のミーティング時間は4時間程度。半年以上かけて練り上げ、基本ビジョンが策定されたのです。

 

強みを伸ばす3つの方向性

ビジョンを策定するにあたって、「法務会計プラザ自体の強みはなんなのか」というところからスタートしました。われわれの強みは何か?と。この強みをわかった上で、さらに伸ばしていこうという基本方針が示されました。「強みを100個書き出して」と課題が出されました。しかし、各自せいぜい30〜40個しか出ない。なんとか頭を振り絞って数を出し、7人分あわせてツリー構造で分類していきました。社会環境の変化を加味し、強みを7つほどに絞り、最終的には3つの方向性にまとめました。その3つは次のとおりです。

 

①士業分野に捉われない解決力がある

②案件ごとにプロジェクトを組める体制がある

③構成員が自らの人間力を高めるため自己研鑽を行なっている

 

われわれは、地域の社会課題解決組織として存在しています。内部や外部といったパートナー企業との連携を強化し、各分野の専門家とのコラボレーションによって新たな課題解決の枠組みを一層強化していきます。その上で、士業の枠を超えた新たなサービスを提供していきます。ベースとなるのは、法務会計プラザ内の連携にあります。これらをすべて達成する上での土台が法務会計プラザの構成員。すなわちスタッフ全員が、誠心誠意全力を出し尽くさんと自己刷新を重ねることが必要になると打ち出しています。これらのビジョンは測定可能になっていなければ、ただ掲げただけになってしまいます。内部的にはそれぞれの項目に対して測定尺度を設け、数字で表現しチェックできるようにしています。

 

「VAM会議」を設置して推進

どうすればこのビジョンに向かって実践して行けるか。「ビジョン・アクション・ミーティング(略称VAM)会議」を立ち上げています。この会議で具体的な行動計画を策定。特に同じビルの10階に設置された「HK・イノベーションプラザ」に参画している企業とは、情報交換などを通じてどのような連携ができるかを模索しています。これからの時代は士業を超えた力が一層必要となります。それぞれのスペシャリストと連携して生まれる解決力を増やしていきたいと考えています。

 

基本理念を実現する

2020年の1月、法務会計プラザの全員が集まる「年頭会議」を市内ホテルで開催しました。その場で、この基本ビジョンを発表しました。当プラザの基本理念は「プロ集団として、お客様へ、優れた、迅速な、総合的なサービスを提供」することです。各分野の専門家との連携を積み重ねることで、この理念の実現を前進させ10年ビジョンを達成することで地域社会に貢献していきたいと考えています。

 

 

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法務・会計プラザ

法務会計プラザ 基本アカウント

法務会計プラザ 基本アカウントは、法務会計プラザの基本理念(http://hk-plaza.co.jp/?cat=7)に沿って、構成員と関わる全ての方々に貢献できる法務と会計に関する情報をお届けしたいと存じます。

・複数のスタッフにて発信しています。投稿した内容についてのお問合せ、ご意見、ご相談は法務会計プラザ・メディア委員までお気軽にご連絡ください。

・担当:法務会計プラザ メディア委員 今井 直通メール pikorabo@gmail.com
・法務会計プラザ 受付(011-222-5355 平日 9:00~18:00 (土日祝定休)に、【ホームページ内容の件で上記担当に取次ください】とお伝えください。

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