知られざる「税理士の1日」〜アウル税理士法人・八幡洋吉さんに密着!

八幡洋吉(やはた・よしひろ)さん
税理士・グループマネージャー 

1980(昭和55)年、滝川市生まれ。札幌のアパレル系専門学校を卒業後、飲食業界にて勤務。「弥生会計」のサポートセンターに転職後、2014(平成26)年佐藤等公認会計士事務所(現アウル税理士法人)に入所。2022(令和4)年1月に税理士資格を取得。

 

9時 出社 デスクワーク

出社後はすぐに自分のデスクでパソコンを開き、仕事を開始します。メールチェックをしながら、この日1日の段取りを再確認して動き出します。

 

10時 チームMTG
現在は3人でチームを組み、そのリーダーを仰せつかっています。顧問先の月例作業に滞りがないか。何か問題は発生していないか。顧問先の課題は何か、といったことなどをチーム内で共有しています。

 

10時半 同僚と相談
「税理士になると見える世界がちがうよ」と、勉強中によく言われました。たしかに。それまで、同じように取り組んでいたことでも、意味あいがちがってきたというか、「周りの人たちを幸せにしたい」という気持ちがより強くなりました。

 

わたしが税理士を目指したのは25歳の時です。当時、妻と出会ったことを契機に改めて人生を考え直しました。滝川で開業していた父が、税理士で生き生きと働いていたこと。専門学校卒業の自分には国家資格を取得するしかない、と思い税理士になることを目標にしました。

しかし、いきなり税理士事務所の門はひらけておらず、まずは「弥生会計」のサポートセンターで働きながら、税理士の受験資格である簿記1級を取得しました。

その後、今の事務所に入り、税理士試験の3科目を取得後、佐藤代表のアドバイスもあり、仕事をしながら札幌学院大(江別市)の大学院に通いました。そこで、税理士試験の資格要件である論文を書き上げ、仲間に仕事のサポートをうけながら、都合15年かけて2022年1月、税理士になれました。あきらめかけたことがありましたが、続けてよかったと思っています。

 

11時 所内会議
月例の経営会議が月に1回行われます。ここでは、全体の課題や各プロジェクトの報告などの情報を共有し、現場の実践に活かします。

 

12時 ランチ
お昼は妻が持たせてくれるおにぎりやサンドイッチ類が多いですね。これにスーパーマーケットで安売りしている缶コーヒーを持って道銀ビルの12階にある「リフレッシュコーナー」で食べます。お気に入りは隅っこの窓側の席。食事中はイヤホンでセミナー講座などを聞きながら仕事に役立つことをインプットしています。

 

13時半 外出 顧問先企業を訪問
顧問先は大きく3パターンあります。毎月定期訪問するところ。年に1度決算などで訪問するところ。そして、特定の案件があった時のみの単発もの。函館や帯広などへ出張に行く時もあります。なので、ずっとアポだらけの一週間があったり、外出がほとんどない週があったりバラバラです。

 

15時 ズームで顧問先とMTG
中小企業の社長の相談役になることも多くなりました。企業のトップは孤独な立場の人が多い。会社の数字を知っている者として、客観的に外部視点でどう思うかアドバイスを求められるシーンも増えてきました。
仕事のやりがいとしては、顧問先との面談で、「そうか!」「なるほど!」「わかった!」「考えが整理できた!」といった声をいただいた時。顧問先にとって、よりよい変化を感じ取れたときに「やりがい」を感じます。その変化の積み重ねにより、顧問先が思い描く「いい会社」に少しずつ近づくと信じています。
「正しい答えではなく、正しい問いが必要である」というドラッカーの言葉があるように、面談では「正しい問い」を意識しています。また、経営者がなにかを始めるときは、「小さく始める」というドラッカーの言葉もよく紹介します。

 

在宅ワーク時の一コマ
コロナ禍により、在宅ワークすることも多くなりました。資料などはクラウドサービスを利用しているので、紙の資料を持ち歩くことなく、ストレスなしに仕事ができるようになっています。

 

16時半 外部向け勉強会の運営
事務所が主催する勉強会「経営塾21next」という講座があり、佐藤代表が講師をしています。その勉強会の運営を担当しています。ちなみに、勉強会で使うテキスト(書籍)は、佐藤代表が出版した本です。

 

勉強会は以前はリアルで行っていましたが、コロナ禍により現在はリアルとオンラインのハイブリッド方式で開催しています。

 

法務・会計プラザの「セミナールーム」をメイン会場にしながら、パソコンの画面に向かって司会進行を行います。

 

オンラインによるパソコンの画面越しにはこんな風に見えています。

 

19時 設立パーティーに参加
この日はわたしの顧問先が関連する法人設立記念パーティーがあり、市内のホテルに出向きました。会場は華やかな雰囲気でいっぱい。うれしいひと時となりました。

 

自身はインドア派ですが、子どもが生まれてからは、外へ出ることが多くなりました。夏はキャンプが多く、洞爺の財田キャンプ場は毎年行きます。昨年の冬は25年振りにスキーを再開し、今年の夏はスケートボードを始めました。夜は、家族でご飯を食べながらの晩酌が大好きで、子どもが寝てからは、妻と仕事の話をすることが多いです。私の場合、自分の仕事の考えを妻に整理してもらってます(笑)

 

アウル税理士法人は、法人としては2021年に生まれたばかりです。10年後は、スタッフにとってよりよい会社になれるように、みんなで小さな活動を積み重ねて、みんなにとっての「いい会社」の在り方を目指していきたいと思っています。そして、みんなの実践例をまとめた本を佐藤代表に執筆してもらうのが夢です。その実践例は、顧問先にも、必ず役に立つと信じています。当社に関わる顧問先やスタッフを、アウルを通じて少しでも幸せにすることが、私の使命だと考えています。

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