こんな借金問題はどう解決する?専門家の視点~おまとめローンを検討するAさんの場合

借金問題にお悩みの方、札幌で30年の信頼と実績の第一司法書士事務所が運営する、札幌債務整理相談センター。
北海道で最大の、司法書士、弁護士、公認会計士などが集まった札幌市の法務会計プラザの債務整理対策専門家がみなさまの借金問題の解決法をご紹介します。

 

借金問題は本当に人それぞれですが、実際にはどのように解決していくのが好ましいのでしょうか?

 

このコーナーでは、様々なパターンの借金について、

(ア)自己破産

(イ)個人再生

(ウ)任意整理

(エ)おまとめローン

(オ)何もせず返済を続けていく

の五つの解決方法を検討し、メリット・デメリットを洗い出していきます。

 

<Aさんの事例>

【Aさんの借金】

借入先 年利 借金額 毎月の返済額 契約してからの年数
①銀行カードローン 15% 70万円 16,000円 8年
②消費者金融のカードローン 18% 50万円 15,000円 9年
③クレジットカードの
ショッピングリボ払い
14% 50万円 12,000円 15年
④自動車ローン 4% 100万円 30,000円 2年
270万円 73,000円

 

【Aさんの状況】

職業:生命保険の外交員

月収(手取):22万円

ボーナス(手取):なし

返済の状況:今のところ遅れなく返済出来ているが、借入れやショッピングをしながら返済している状況。これから子供の教育にお金がかかるのに借金が減っていかず、いつまでも返済をしていくことに不安を感じている。

家族構成:妻 男(5歳) 長女(2歳)

家族の状況:妻はパートで手取月収が6万円ほどあり、全ての借金について認知している。返済については協力する考えであるが、本人同様に不安を感じている。

借入の理由:カードローンは、独身時代のギャンブルや遊興費によるもの。結婚後に足を洗ったが、残った借金を返済する中で「借りては返し」を続けていた。クレジットカードはもともとあまり使っていなかったが、返済が苦しい月は生活費に充てて、リボ払いに切り替えていた。自動車ローンは軽自動車の新車を購入するために昨年組んだもので、主に買い物やレジャーで使用している。

Aさんのお考え:仕事をこれからも続けたく、自動車を手放したくない。インターネットで借金問題について調べていたところ「おまとめローン」の広告を発見し、検討している。

【Aさんの借金問題の解決方法の検討】

(ア)自己破産

自己破産の場合は、裁判所が認めれば全ての債務が免責(返済義務がなくなること。)となります。しかし、夫婦で月額28万円程度の収入があるので、生活状況にもよりますが、自己破産までする必要はないものと思われます。

また、自己破産をする場合、自動車ローンの支払いを続けられないため自動車を手放さなければならないことや、職業制限を受けるため生命保険外交員としての仕事が出来なくなることから、Aさんにとってはデメリットが大きくお勧めできません。

当然ながら、信用情報機関に事故情報が登録されてしまうので、以降は種類を問わずローンやカードを契約するのが難しくなります。

 

(イ)個人再生

個人再生の場合は、借金の総額の5分の1と100万円の多い方の額を原則36回(3年)で返済していくことになります。

Aさんの場合、借金の総額が270万円なので、借金の総額の5分の1は

270万円÷5分=54万円

で、100万円より少ないため、100万円を3年で返済することになります。

そうすると、

100万円÷36回≒28,000円

で、返済の月額は約28,000円になります。

現在の毎月の返済額が73,000円であり、これが約3分の1となるので、一見すると非常に効果的です。また、個人再生の場合は、自己破産と違い職業制限がないので、仕事も今まで通り続けることが可能です。

但し、信用情報機関に事故情報が登録される他、個人再生も自己破産の場合と同様、自動車ローンも整理の対象に含めなければならないため、自動車は手放すことになるのが通常です。Aさんの仕事(生命保険の外交)の性質上、業務に支障が出る可能性があります。

 

(ウ)任意整理

任意整理の場合は、自己破産や個人再生と違い、すべての借金を対象とする必要がないため、自動車ローンをそのまま返しながら、その他の借金だけを整理することが出来ます。従って、自動車を手放さずに済むというメリットがあります。

その他の借金については、いずれも契約年数が長く、借金の額も多いことから、将来利息(今後完済までに発生する利息)をカットした上で、5年(60回)の返済が認められる可能性が高いと考えられます。

そうすると、自動車ローン以外の借金が、

170万円÷60回≒29,000円

で、29,000円の毎月の返済額となり、自動車ローンの30,000円と合わせると、

29,000円(自動車ローン以外)+30,000円(自動車ローン)=59,000円

で、月々59,000円の返済に圧縮されます。

また、毎月の返済額の圧縮の他に将来利息がカットされるので、借金を確実に減らしていくことが出来ます。

但し、信用情報機関への自己情報の登録はされてしまうので、以降の借入は難しくなります。

 

(エ)おまとめローン

任意整理同様に、自動車ローンを除いて検討することが出来ます。

また、自動車ローンも加えて返済先を一本化することも、金融機関によっては出来る可能性がありますが、一般的に目的別ローン(住宅や自動車、教育など)に比べると、おまとめローンの金利の方が高いため、逆効果になると思われます。

おまとめローンの場合、ローンを組むという点では変わりがないので金利が発生します。利率は、金融機関と借入れする金額によって異なりますが、一般的には15%程度です。そうすると、借金完済までに支払わなければならない総額は、おまとめローンを組む前とあまり変わらないことになります。

毎月の返済額については、おまとめローンを組むと今より抑えられる可能性もありますが、金利が発生する分、任意整理よりは高額になるのが通常です。

また、Aさんが仮におまとめローンを組む場合は、自動車ローンを除く債務170万円を借入れすることになると思われますが、実際に貸し出すかどうかはおまとめローンの金融機関によって審査されます。審査が通らず、結果として希望する金額を借入れできない可能性があります。

おまとめローンの場合、信用情報機関への事故情報の登録は、返済が約束通りなされている状態になるのでされません。従って、以降にローンを組むことが、一般的には可能です。

 

(オ)何もせずに約定弁済を続ける

現時点でAさんと奥様の収入で、借入なしでの約定弁済が出来ていない以上、何もしないでいると、いずれ返済ができなくなるのでお勧めは出来ません。

 

 

以上のことから、われわれ専門家としては(ウ)の任意整理がAさんのお仕事やご生活に一番影響が少なく、かつ、短期間で借金問題を解決できるものとご提案します。

但し、将来的にローンを組むことが想定される場合や、借換え後の金利が安い場合などは(エ)のおまとめローンという選択肢もあり得ます。

もしおまとめローンを選択する場合には、絶対に守らなければならないことがあります。

それは、「おまとめローンを借りた後は、絶対に①~③から借入れはしない」ということです。

おまとめローンで完済したカードは、債務整理で返済をストップしたことにはならないため、また借入れをすることが出来るのが通常です。

このため、返済や生活が苦しくなると、ついついせっかく完済したカードローンやクレジットカードを利用してしまいがちです。それを繰り返しているうちに、借金の金額がおまとめローンを組む前の2倍になってしまったというケースを、しばしば見かけます。この点は、我々のような専門家から見た場合のおまとめローンの大きな問題点です。

ですので、おまとめローンで完済した業者については、ご自身でカードにはさみを入れて使えなくしたり、カードの契約を解約したりして、絶対に今後借入れしないという強い意思を持続させることが必要になります。

 


 

弊所では、任意整理とおまとめローンでお悩みの方のご相談も初回無料で承っています。

お悩みの方は是非ご相談ください。(ご相談頂く場合には、ご検討中のおまとめローンの条件がわかるものをお持ちいただけると具体的にお話が出来ます。)

 

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